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週末は友人の住むバーミンガムへ、8年ぶりに行った。中心部にいくつか不思議な建物が増えていた他は、あまり変化は感じない。とにかく、半年振りに会う友人と近況報告、将来展望から、気に入りの音楽情報交換など、二泊三日、ゆっくり話ができたことがとても嬉しい。
土曜日は雲ひとつない晴天。市内から車で40分程の、ウェールズとの国境に近いIronbridge Gorgeに出かけた。18世紀に建てられた世界初の鉄橋で、当時はSevern川はヨーロッパで二番目の交通量だとかで、産業革命の一つの象徴。外観は地味ながらも仕事ぶりの堅さで世界遺産に指定されている。優美な曲線が気に入った。が、ロンドンから来ると、濃い森に包まれた峡谷の美しさ、手作りで安く美味しいポーク・パイにより心奪われてしまうもの。イングランド中西部の主要観光地(コッツウォルズ、ストラットフォード・アポン・エイボン、ウォーリック城等)に行きつくした後にちょっと寄ってみても良いかも。地元の家族連れやいわくありげカップルに混じって、大方健全な観光ができる。 もう一箇所遊びに行こうということで、Wightwick Manor Houseへ寄った。National Trustが所有する邸宅の一つで、16-17世紀頃の建築とビクトリア様式の庭園に定評。残念ながら5pmで閉館して内部は見学できなかったが、邸宅の外観、特に木枠の彫刻が凝っていて美しいのだ。四面の木枠には詩の一節(「ため息をやめれば幸福が訪れる」とか)が彫られていて、独特の世界に包まれている。一番の見所は、アーツ・クラフト運動を率いたウィリアム・モリスらの家具・壁紙・ステンド・グラス、バーン・ジョーンズの絵画、庭園。桃園の奥に蜂箱があるのでお気をつけて。 心和む英国の魅力は、やはり郊外に詰まっている。英国人の農園生活への強い憧憬を感じる。そして行き当たりばったりの旅もまた楽しい。
by bohemianism
| 2006-07-17 19:09
| 英国 UK
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