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昨日は、今回の渡英後初といえる観光を楽しんだ。London Walksというロンドン市内の徒歩観光の老舗の郊外日帰りツアーに乗っかって、オックスフォードとコッツウォルズへ行った。集合地点のパディントン駅には、この冬一番の冷え込みにもかかわらず、20人程度が参集していた。多くが北米人。ロンドン市内の駅から1時間弱で、オックスフォードへ向かい、バスに乗り換えて、近郊のコッツウォルズ地方のひなびた村を二つ散策。英国の田舎を象徴する、可愛らしい家並みに、やっぱりロンドンは英国のある種異形だと感じる。日中、ほぼ零度より上がらず悴みながらも、バスでオックスフォードに戻り、小ぢんまりとした気品と風格溢れる大学町と、お約束のコレッジ内見学。ガイドが英国の教育制度を解説してくれて、これまで感じていた疑問が色々氷解した。高等学校で特化した科目を限定的に学ぶが、現政権が多様化を目指して改正したこと、大学受験制度で、特にオックスブリッジは面接を重視して、図太い知性を求めていることなど。文(芸)武両道を目指す点で英国のエリート養成制度は優れていて、悪くないと思う。 (写真上:英国の代表的な書店で学術書にも強いブラックウェルの店内。広大な地下階。専門分野の本を物色中、自称トルコ人教員にナンパされた。) London Walksのマニアックなロンドン市内観光は、比較的安価で優秀なガイドのもと、効率的に見聞できるのでお勧め。というか市内版はこれから試すのだけど。因みに、私が行ったツアーは約6500円。個人で回ると1.5倍近く掛かる上、短時間で要所を回るのはほぼ不可能だから、お得。寒かったが、休暇を有効に使えて良かった。コッツウォルズは、夏にまた来て、ゆっくりいくつもの村を回ってみたいと思う。今日からベルギーの海岸リゾート町、オステンドへ。どんな年越しになるやら楽しみだ。
by bohemianism
| 2005-12-31 10:08
| 英国 UK
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