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スリランカには良質の香辛料が自生し、ポルトガルなど諸国が香辛料を含めた経済支配を競った。主要な港には商人が訪れ、各地で香辛料農園が経営され、香辛料貿易で栄華を誇っていた。
今でも、茶農園を訪れると、茶の合間に様々な香辛料が栽培されているのを見ることができる。また、香辛料農園主の瀟洒な洋館が良い状態で保存されている。ゴールの街のはずれには1860年代にスコットランドの香辛料商人が建て、現在イギリス人が所有する素敵なホテル、The Sun Houseがゴールを見晴るかす丘の上にあり、近くへ寄るたびに、静かにお茶を飲んでくつろいでいく。 特に好きなのが、スリランカや南インドを原産地とするシナモン。スリランカへ来るまでは、独特のドライかつ動物性(?)の強烈な香りが苦手だったのが、ある時から大好きになった。上のゴールの洋館の室内、またトイレにシナモンオイルの香りが暖かく広がり、空気に南国のとろりと甘い味がついたような魅力にとりつかれた。 そこで身近に使うようになったものが二つある。一つは、The Sun Houseが独自に作っているシナモンスクラブ(写真右)。甘く濃厚なシナモンオイルがよくスクラブと絡まって、体をごしごししたあともふんわりと香る。何より、肌がしっとりするのが良い。確か一本500-600ルピー。 もう一つが、シナモンオイル(写真左)。アーユルウェーダオイルとして売られており、バーナーで部屋に焚きしめたり、耳の後ろに香油としてつけて使っている。アーユルウェーダオイルの種類は、ラベンダーやローズなど観光客向けに色々な製品があるけど、土地から生まれた良品は、シナモンだ。 スリランカと聞けば、私はこの香りを思い出すと思う。
by bohemianism
| 2004-08-10 23:33
| スリランカ Sri Lanka
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